哲学メモ

哲学や論理についてのメモ4つ。

それぞれに関連性はあまり無いです。

 

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「知識とは正当化された真なる信念である」という古代哲学者プラトンの言葉は重要。「正当化されること」「真であること」の重要性はよく語られるけれど「信念であること」の重要性はあまり語られない。一般的に正しくなさそうなことを信じる人がなぜいるのか(守護霊インタビューとか)については「正当化されているか」とか「真であるか」とかを考えても答えは出ないと思う。「信念とはどういうものなのか」を考えないといけない。

 

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「論理的である」ということがどういう状態を指すのかというのはケースバイケース。例えば「シュレーディンガーの猫」のような話は論理的であるかどうか? 科学的に正しいことが非常識的な話であることはよくある。「科学的に正しいこと」と「常識的であること」を「論理的である」という1つの言葉にまとめようとするところに本当は無理がある。

 

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「論理的でないと怒る」という現象はよく考えると面白い。「感情論は論理的でない」と言われているのに、論理をきっかけに「怒り」という感情が出てくるのは変。「論理的でないと怒るという感情」が特例として感情論ではないとされているのは不思議だ。「論理的でないと怒る」というのは人間に認知的不協和という性質があるからっぽい。

 

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事実判断と価値判断はヒュームのギロチンによって分かれる。価値判断の中に主観と客観があって、主観の中に感情と良心がある、みたいなイメージが良さそうに思う。